学校で働く看護師の皆さまにとっては、先週は入学式、始業式もあり慌ただしい日々だったと思います。
加えて、子ども達の新しい教室の場所を覚えたり、新人看護師さんへのレクチャーなどなど、まだまだ通常モードになるには時間が必要というのが4月の真ん中の感じでしょうか…
私自身は新学期が始まるまでの春休み期間にいくつかの自治体の職員研修を担当させていただきました。
春休み中の研修で取り上げた内容がそれぞれの勤務校での実践に繋がって欲しいと思ってお話しをさせていただきました。
令和8年度最初だからこそルールやガイドラインを確認しておこう
新学期が始まるまでの春休み中には学校では様々な準備がされていています。
職場研修も新学期に向けての準備のひとつです。
学校で働く看護師の場合は、自治体教育委員会が主催する研修や学校毎に行われる校内研修などに参加する場合が多いと思います。
私は今年度の春休み期間はいくつかの自治体教育委員会で職員研修を担当させていただきました。
多くの自治体教育委員会主催の研修では、令和8年度の方針や体制などについて担当の方から看護師の皆さんに対して資料にそって説明があったと思います。
学校における医療的ケアに関するガイドラインや実施要項などが資料となる事が多いと思いますが、学校での勤務経験が長い方の中には担当者のお話しは「毎年同じ話だわ💦」と感じてしまう方もいるかも知れません…
でも4月の始めにガイドラインや要項などをあらためて確認しておく事は私は大事だと思っています。
忙しい日々の中で実施要項に照らし合わせて業務内容を考える事はなかなか出来ないと思うので、こういった新年度の始めだからこそ、実施要項やガイドラインの内容や文言を再確認しておいた方が良いと私は思います。


新規採用の看護師さんに知っておいて欲しいこと
今回私が担当させていただいた職場研修の中には、新規採用の看護師さんへの研修もありました。
今までは医療や福祉現場といった学校ではない職場で勤務してきた方が、初めて学校で働く際に「学校という職場の特徴」や医療や福祉現場とは異なる「学校での看護師の役割」など、予め知っておいて欲しい事としてお話ししました。
学校で働く看護師の多くは医療機関や福祉施設、あるいは訪問看護などでの勤務経験を経て学校に入職しています。
なので、看護師が学校での勤務を始めたばかりの時は、今までの医療や福祉の職場とは雰囲気が全く違う学校職場に始めは色々戸惑います。
こういった「新規採用者の看護師あるある体験」のことをお話しをさせていただきました。
特に小学校に配置される看護師さんの中には「校内で看護師は自分ひとりだけ」で「質問できる先輩看護師さんが同じ学校にはいない」場合もあります。
新規採用者への研修が春休み中に実施される事で他校の看護師さんと顔合わせができたり、不安に感じている事があれば自治体教育委員会の担当者の方に相談できる貴重な機会です。
私が説明した「学校組織の特徴」や「学校での看護師の立ち位置」などは、始めの段階ではピンとこない事もあると思いますが、実際に仕事をしていくなかで「あの時言っていた事がこれなんだな…」と後で思い出していただけると良いと思います。
まとめ
学校で働く看護師にとって4月は一緒に働く先生方も他校から異動してこられたりして、職員室の雰囲気が3月までとは変化したように感じる時期です。
子ども達は進級し教室の場所が変わったり、新1年生が入ってきたりしてソワソワして落ち着かない時期だと思います。
医療的ケアを必要とする子ども達も、当然4月は新しいクラスや学校生活に慣れるまでに時間を要する場合もあると思います。
是非、学校で働く看護師の皆さんは先生方と歩調を合わせて子ども達の成長を支えていって欲しいと思います。
看護師としては出来るだけ早く子ども達の情報を収集し、子ども達が困らないように様々な対応方法を速やかに準備していきたいと考えると思いますが、おそらく学校の先生方は、まずは子ども達の様子を観察し丁寧に実態把握をしてからその子に指導すべき事を整理していくと思います。
学校で働く看護師の職場は「教育の場」ですから、4月こそ先生方のペースを見ながら「教育の場」である事を意識して仕事を組み立てていった方が良いと思います…と研修ではお話しをさせていただきました。
今回の研修に参加をしてくださった方々の新年度の仕事が上手くスタートしているだろうと想像しつつ、次に夏休みの研修が予定されている自治体については、再会した際にその後の様子を聞かせていただこうと思っています。






