先日(2/28)に私は旭川医科大学の看護職キャリア支援センターに伺い「医療的ケア児支援講演会」に参加をさせていただきました。
オンラインと会場のハイブリッド開催でしたが土曜日にも関わらず大学の学生さんも含めて沢山の方が参加をしてくださいました。
とくに後半のワークショップでは旭川市や近隣の市町で仕事をしておられる看護師さんだけでなく教員や福祉職の方も参加してくださいました。
大学の企画が地元の方々同士をつなぐ顔の見える連携体制構築のきっかけを作っているように感じました。
旭川医科大学看護職キャリア支援センター
今回私を呼んでくださった「旭川医科大学看護職キャリア支援センター」は旭川医科大学の医学部看護学科と病院看護部が連携して看護職のキャリア開発や生涯学習の支援をするという目的で事業を実施しておられるそうです。
おそらく各地の看護系の大学でも看護職のキャリア支援が行われていると思いますが、具体的な活動内容は大学ごとに様々な特徴があるようです。
旭川医科大学の看護職キャリア支援センターでは沢山の事業の中でも「医療的ケア児への支援」は重点的に取り組んでいると伺いました。
看護師のキャリア支援を「社会的ニーズに合わせたキャリア」という視点で考え、学校や保育所で働く看護師への支援にも取り組んでおられる事は、医療機関を離れて学校や保育所で働く看護師にとっては心強く感じると思います。
実際に今回の講演会は準備から当日の運営に大学の先生方だけでなく病院の看護師の方々も参加をしておられ、病院の看護師が病院の外での看護にも関心を持って参加をしてくださっているように私は感じました。
こういった大学の事業が病院の中の看護師と病院の外の看護師とで対等な立場で情報交換ができる場となっていく事は双方にとって大きなメリットがあると思います。



大学から学校や保育所で働く看護師を支援する
今回私からは学校や保育所という組織における看護師の立ち位置や、教員や保育士とどのように連携する事が子どもの学びや成長を支える看護となるのか、といった事を、旭川市や文科省がホームページで公開している資料を参考にしながら説明をさせていただきました。
学校や保育所はまさに「社会的なニーズ」によって生み出された医療保険制度や福祉制度とは異なる「看護師の職場」ですから、主催者のキャリア支援センターの方々にも実際を知っていただきたいと思いました。
事前の打ち合わせの段階から学校という職場での看護師の業務についてキャリア支援センターの方々と一緒に具体的にイメージし準備を進めてきました。
大学が学校や保育所の人材育成を支援する事業については、私が外部メンバーとして参加させていただいている名古屋市立大学の「なごや保育所・学校看護師エンパワメントセンター」においても展開されています。
数年前までは学校や保育所にも看護師が働いている、という事は看護職業界でも認知度がかなり低いのが現実でした。
しかし現在のようにいくつかの大学で、通常は学生さんを教えている教員の看護職の方々が学校や保育所で働く現役の看護師向けの研修や実技演習等の機会を作ってくださるという時代なった事は、本当にスゴイ進化だと実感します。
大学が現場の看護師を支援してくださる際には、医学的な知識や技術を学ぶ事に加えて「学校教育や保育に関する知識や情報」も学べる場にもなって欲しいと私は思っています。
もちろん教育や保育に関する事は一緒に働く教員や保育士から教えていただく事も重要ですが、彼らの専門性が体系的に理解できるように教育保育に関するベーシックな知識もこういった大学が提供してくれる研修プログラムの中に入っていれば、それぞれの勤務先での教員や保育士が話す内容の理解がスムーズになるだろうと思います。
大学のアカデミックな場所で現役の看護師が学べて病院の看護師とも双方向で情報交換ができる機会が今後も増えて欲しいと切に願います。
まとめ
今回は私自身にとっても大きな学びの機会となりました。
終了後の参加者の感想やご意見では、それぞれの職種や職場の違いによってそれぞれに新しく気づく事があったと書いてくださっています。
看護師ではない方からは、学校や保育所の看護師と病院の看護師の役割や立ち位置が違うという事がわかった、学校や保育所においては子どもの学びや成長が重要な視点だと気づいた…という感想をいただきました。
将来教員を目指している学生さんからは、自分が将来教員になった時に今回の研修内容を活用したい、という感想をくださいました。
学校や保育所で働いている看護師さんからは、研修の内容を持ち帰り子どもを中心において仕事の目的を見直してみたい、という内容の感想をいただきました。
ちょうど今は学年末です。
今回後半に実施したワークショップのまとめで私からは、今の学年の締めくくりとしての「子どもの成長」を担任と看護師とで共有して欲しいというお話しをさせていただきました。
そうする事で担任と看護師がイメージを共有した状態で次の新学期がスタートできるはずなので、今回の講演会が教員と看護師の連携のキッカケになっていて欲しいと思います。
旭川医科大学 看護職キャリア支援センター👉https://www.asahikawa-med.ac.jp/ncsc/
名古屋市立大学 なごや保育所・学校看護師エンパワメントセンター👉https://www.nagoya-schoolnursing.jp/






