関西学院大学の学生さんのインタビューを受けました

関西学院大学 人間福祉学部社会福祉学科の学生さんから私に、インタビュー調査の依頼がありました。「医療的ケア児の就学」に関するテーマで卒論を作成されるとの事で、情報収集をしていたら、新聞の取材情報から私を見つけてくださったそうです。学校の看護師に関心を持ってくださった事が、私はとても嬉しかったので、喜んでお引き受けしました。

福祉を学ぶ学生さんが、学校で働く看護師の存在を知って下さっている事にビックリしたし、卒論のテーマを「医療的ケア児の就学」に絞っている理由も知りたかったので、夏休み中の大学に伺わせていただきました。

夏休みでも学生さんは沢山いました
人間福祉学部の校舎に行きました
目次

関心を持った理由はとてもシンプル

その学生さんの私への質問は的を射た内容でしたし、医療的ケア児の就学に関心を持った理由もとてもシンプルでした。多くの子ども達ができる事が、もし、医療的ケア児については看護師が学校に配置されていない事が理由で、できない事があるとしたら、どうすれば他の子と同様にできるようになるのだろうか?とシンプルに疑問に感じた事などから、情報収集をする中で、卒論をこのテーマで取り組みたいと考えたそうです。

私への質問は、今の医療的ケア児を取り巻く環境に関する事や、私のNurse Fightでの活動についても広げてくださいました。私は、昨年に受講した「産学連携教育イノベーター育成プログラム」において、大学教育についてほんの少しではありますが、学ぶ機会がありましたので、今の大学生がどういった事に関心を持ち、何を学修成果にして、どのように学んでいるのか、という事に興味を持っています。

なので、今回のように現役の大学生が、身の回りの課題に関心を持って、課題を解決するにはどうすれば良いか、という観点で情報収集をする中で、私を見つけてくださった事が本当に嬉しかったですし、感激しました。

学生さんの柔軟な発想に期待

実は、私はNurse Fightの中で、色々な学部の学生さんとの意見交換もやってみたいと、昨年から思っていました。実際の学校や福祉現場で行われる「多職種での連携会議」のようなものを、専攻する領域が異なる学生さんを混ぜ混ぜにして「多職種連携会議プレ体験」というようなものをやってみたら、学生さんの柔らかい頭脳なら、もしかすると現職の人では思いつかないような柔軟な発想が出てくるのでは?と期待しています。

互いに専門性が高い職種の人同士が、ひとつの目標に向かってコラボする事で、何倍もの豊かな発想が生まれるというような事が、学校における医療的ケアの実施体制についても、あちこちの自治体で繰り広げられているような未来になればいいな~と思っていますので、是非、未来を作る学生さんの活動に私も参加してみたいと思っています。

まとめ

これから社会に出る直前の大学生にとっては「医療的ケア児の学校教育」について考える事は、将来、自分が選ぶかもしれない職業、という捉えだけでなく、もっと広い意味で、「多様性を認め合う社会」について考えるきっかけにもなって欲しいな、と私は思っています。なので、今回の学生さんからのインタビューの時は、たぶん、私の方が、質問の内容以上にしゃべりすぎてしまったな~と反省しています。

これからも、色々な学部の学生さんと意見交換をする機会があれば嬉しいです。

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