いよいよ新学期がはじまりました。
多くの学校では今週は入学式🌸始業式🌷があったと思います。
春休み期間はとても短かったですが、この期間に看護師を含む職員への医療的ケアに関する研修を開催した自治体や学校は全国各地に沢山あると思います。
私も今回の春休み中には横浜市、沖縄県、鳥取県、宮城県、千葉県の職員研修を担当させていただきました。
そして皆さんの学校現場のお話しや新学期に向けての思いなどを色々聞かせていただく事ができました。
皆さんのところに伺って対面で研修
職員研修の開催方法についてはコロナ禍を経て以降、色々な方法が取られるようになったと感じます。
会場に集合して行う研修の場合は、演習や体験といった「集合するからこそできる内容」を企画するなど、だんだんと内容に応じて方法が整理されてきたように思います。
また、新規に採用された看護師を対象とした研修時間を設定するなど、経験年数によって受講対象を分けた研修を企画している自治体もあります。
以前のように学校で働く看護師の人数がまだそれほど多くなかった時は、経験年数に関わらず全員一緒に研修を受けていたと思いますが、看護師の人数が年々増えてきた自治体であれば、特に新規採用者のための研修を企画する事で、新人に役立つ具体的な説明もできますし、新人のほうも質問できる機会があって双方にメリットがあると思います。
4月の始めは新年度のスタートですから、看護師には職員研修で得た知見やスキルをそれぞれの勤務校で発揮していただき子ども達の成長を支えて欲しい、という企画者側の思いがこめられていると感じます。
私からも研修の冒頭では、年度始めに校長先生が設定される「学校教育目標」を看護師の皆さんも共有し、組織の一員として同じ目標に向かって看護師としての役割を果たすイメージを持って欲しいという事をお話しさせていただきました。
オンラインやオンデマンド動画で画面越しに研修
研修方法としてオンラインやオンデマンド動画で画面越しに研修するという方法を選択している自治体もあります。
特に春休み期間の学校は様々な会議が予定されていたり、入学式🌸始業式の準備も短期間で行わなければならないという事もあって、夏休み期間の研修とは少し事情が違うと思います。
今回私が担当させていただいた研修でもオンラインでの研修や、動画を視聴していただく研修、という方法もありました。
講義をしている私からは、画面の向こうで受講してくださっている皆さんの様子はなかなか捉えられにくいのですが、事前にご質問をいただいたり、あとから感想やご意見を共有していただくなど、なるべく一方通行の講義にならないようにしたいと考えながらお話ししました。
こういったオンライン研修やオンデマンド動画の研修も様々なメリットがあります。
年度始めの多忙な時期だけど会場への移動がない分、受講人数が増える事に期待できるし、動画なっていれば後からでも繰り返し視聴する事もできます。
今後は講義を中心とする研修であれば、こういった方法での開催方法が主流になってくるだろう…とも感じています。
まとめ
学校で働く看護師が職員研修を受ける機会はだんだん増えてきたと思います。
看護師自身が自己研鑽として自分で研修を探し、受けたい内容の研修を選んで受講している方ももちろんいます。
そういった自己研鑽ではなく、自治体の教育委員会や学校が所属職員に対して研修を受講するように周知している職場研修には「教育委員会や学校として看護師に期待している役割をしっかりと果たして欲しい」という意図が込められています。
また研修テーマについても看護師からの意見や要望も取り入れながら様々なテーマが設定されてきていると思います。
学校で働く看護師の人数が増えてきた事で、看護師間のチームワークに関する事や、教員と看護師との連携体制の構築に関する事なども研修ニーズになってきたように感じます。
私が春休み期間に研修で関わらせていただいた自治体の看護師の皆さまは、早速子ども達の登校が始まった学校で活躍していると思います。
今回の春の研修が皆さまにとって意義があったかどうかを私自身も確認していきたいので、今後も研修を担当させていただいた自治体とは情報交換をさせていただくと共に、それぞれの勤務校で手応えを感じながら皆さまには活躍して欲しい‼と思っています。