第5回つながるかいビデオミーティングを開催しました

月イチ開催のつながるかいビデオミーティングも今月で5回めとなりました。今回は3連休中という事もあり、参加者は少なめでしたが、とても濃い内容を落ち着いた感じで、ゆったりと意見交換をする事ができました。

目次

みなさん最近どうです?

つながるかいビデオミーティングは、つながるかいの会員だけが参加できる月1回開催の定例オンラインミーティングです。カメラのon/offは自由なのと、個人情報に配慮して話しますので、皆さまニックネームで参加しています。そして、当日時間の都合がつかない方には、会員限定のアーカイブ視聴用動画も用意しています。

毎回冒頭のところで、私から皆さんに「最近どうです?」と声をかけています。皆さんが今取り組んでいる事や、周りで話題になっている事、あるいは気になっている事を、あれこれと話していただきます。ここで会員同士がオンラインでしゃべり合う事で、何かヒントを思いついたり、あるいは、気持ちがへこんでいても、ちょっと持ち直す気持ちになればいいなと思い、ミーティング終了する時にはポジティブな気持ちになれる事を意識して実施しています。

毎回色々な話題を出してくださいますが、今回は秋という事もあり、「遠足」や「運動会」に向けた学校行事の準備に関する事が、今の旬な話題ですよ〜と紹介してくださる方もいました。

担当する医療的ケア児と看護師との距離感って皆さんどんな感じです?

2学期になって、恐らく看護師も教員も1学期の時とは違い、子ども達の体調や今の気分の善し悪しの観察ポイント、あるいは個別のケアを実施するコツにもかなり慣れてきている時期だと思います。子ども達が授業を受けている時の看護師の立ち位置や、看護師と子どもとの距離感も、何となく「いつものパターン」が確立してきているのではないでしょうか?そんな中、校内での通常の授業とは学習場所や内容が異なる、「遠足」や「運動会」という学校行事への対応について、意見交換をした部分をここでは取り上げます。

学校行事では、いつもよりも活動内容が活発になる場合もあります。また、活動する場所もいつもとは異なるので、当然通常の授業パターンとは違う体制になります。そこで医療的ケア児と看護師との距離感や立ち位置に看護師が不安や疑問を感じる場合があります。

いつもと活動場所や活動内容が異なるからこそ、看護師は医療的ケア児の近くにいて、いつもより頻回にバイタルチェックをした方が良いのか?それとも、もう2学期だから子どもの対応に慣れてきた教員の観察や判断を尊重し、看護師は子どものとの距離はいつもと同じ感じで良いのか?というような判断に迷う部分について、会員さんから様々な意見を出し合ってもらいました。

子どもと看護師の距離感ってどんな感じ?
私は看護師の役割はAからBになっていった方が良いと思っています

行事の日は教員と看護師の連携プレーが発揮できる時

校内での通常、教員と看護師は医療的ケア児への対応については、互いに自分の専門性を活かし、相手に良い感じで玉を投げたり、それをキャッチしたりして、日々の子ども達の教育活動が行われています。もちろん1学期の始めの頃は、教員あるいは看護師のどちらかが、未だ慣れていなかったりすると、それぞれがちょっと違う玉を投げてしまったり、上手くキャッチできなかったりするという場合があります。これはある程度は予測できる事なので、まずは通常の校内での授業パターンについて、お互いにコンビネーションが合うまでは、練習を繰り返す事で良い感じに進化して行きます。

1学期中にももちろん学校行事はありますが、1学期当初であればまだ教員と看護師のコンビネーションが進化の途中という場合もあるので、その時は、医療的ケア児を挟んで、教員と看護師がお互いに距離を縮めて、一緒に子どもを観察し、互いのアセスメントを共有しながら、一緒に子どもを理解したり、相手の専門性に触れたりしながら、行事パターンにおける互いの動きと流れをも認していきます。

そして2学期になると、1学期での練習の成果を教員も看護師も互いに発揮できるはずなので、行事への対応については1学期の時よりも進化した連携プレーで取り組む事ができていると思います。

しかし、もし2学期になっても教員と看護師のコンビネーションが上手く機能しない部分があったりすると、何となくぎくしゃくしてしまい、相手に任せても良いはずの部分を任せきれなかったり、あるいは確認が不十分になったりする、という現象が起きる可能性もあります。更には、そのプロセスの中で、教員は教員同士の、看護師は看護師同士の意見にも相違があったりすると、ますます、教員と看護師のコンビネーションは崩れてしまいます。

そうなってしまうと、場合によっては予定していた教員の指導計画を変更しなければならなくなるなど、子どもにとっては一番大事な教育活動そのものに良くない影響が及んでしまいかねないとも思います。

行事の日こそ、教員と看護師の連携プレーが発揮できる日で、学校で働く看護師にとっては、この仕事の醍醐味を最も感じる日だと私は捉えています。教員と看護師は「1学期の時より進化したコンビネーションで学校行事にも取り組んでいけたらいいですよね」という話を皆さんとしながら、来週からの勤務の中でもヒントにつながる意見交換をしました。

まとめ

今回ミーティングで皆さんと話す中で、教員と看護師のコンビネーションを良い感じで発揮できるようになるには、もっとこうなったらいいね、という話もしました。

1つは、教員の方々の超多忙な一日の中で、看護師と教員が落ち着いて話し合う時間を生み出す事が難しい、という現実です。看護師の勤務時間は子どもの下校時刻まで、という学校や自治体も多く、看護師は教員と雑談をする時間さえない、という実態もあります。

2つめは、教員と看護師がいい感じで連携プレーを発揮できるには、やはり看護師チーム内の看護師同士もいい感じのチーム力が発揮できている方が良いと思います。当然、看護師チームのメンバー内でも意見が分かれる事があるも思いますが、そこをできるだけすり合わせをする事で、看護師チームと教員チームが校内でいい感じに連携プレーができるところまで、組織として進化していけば、どんどんと子ども達の学ぶ環境は充実したものになるな~と、つながるかいの皆さんと話す中で、あらためて考える事ができました。

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