先日、新年最初の つながるかい ビデオミーティングを開催しました。
月イチペースで つながるかい の会員同士がオンラインミーティングを使ってライブで交流しています。
今月のトークテーマは「皆さん ユニフォームってあります？」です。
学校で働く看護師は全国各地で色々な服装で勤務をしています。
きっとそれぞれの考えや理由があってそのスタイルになったのだろうと思うので、新年一発目のテーマはこのシンプルな内容でスタートしてみました。
皆さんは何派？ですか？
看護師の服装は医療機関であれば「これ！」とイメージするものがあると思いますが、学校で働く看護師さんの服装のバリエーションは色々あります。
医療機関ではユニフォームとして決められているものを着用し勤務する事が多いと思いますが、学校では教員も含め、特に決められたユニフォームというものは存在しない職場です。（もちろん学校給食の調理員さんなどユニフォームがある職員もいますが…）
そのため医療機関で働いていた看護師が学校に就職する時には「何を着て仕事をすればいいの？？」という疑問が必ずと言っていいほど出てきます。
多くの学校や自治体では「動きやすい服装で良いでしょう」という説明をしていると思います。
私が今までに出会った学校の看護師の服装を大雑把に分けると「スクラブ派」「エプロン派」「ジャージ的な普段着派」の３パターンになるので、会員の皆さんは仕事中はどんな服装ですか？という情報交換をしてみました。
加えて、そのスタイルを選んだ理由と、その服装は職場からの支給のものか自分のものか、洗濯は？靴は？などなど色々話しました。
「看護師らしさ」を表現するとは？？
今回このテーマで会員同士で話したいと私が考えたのには理由があります。
私が昨年出会った、ある小学校で働く看護師さんの「看護師らしい服装に着替えて働いています」というお考えを知った事です。（ちなみにその方はスクラブ派でした…）
「看護師らしい」という言葉からイメージする事はきっと看護師自身も一人一人異なるだろうし、一般の方々の看護師という職業に対するイメージも色々あると思います。
私が出会ったその方の考えとしては「看護師らしい服装で働く」事がその方の「自分らしさ」の表現となっているのだろうなとお話の中から伺えました。
その時以降、私は「看護師らしい」という言葉が頭の中で上手く整理できずに引っ掛かっていました💦
なので、学校という職場での「看護師らしさ」の表現と職場での服装のチョイスついて つながるかい でシェアしてみたいと思っていました。
ミーティングの中では、日々看護師と接する子ども達や教員の方々の「看護師に対する印象」や「看護師に期待する役割」に、看護師の服装は影響しているのかな？という話や、もちろん感染予防の観点での話も出ました。
また、在宅医療や福祉施設など病院以外の職場で働いている医療職の服装はどうだろう？という話も出ました。
「治療の場である病院」とは異なる「生活の場」や「教育の場」で看護を提供する看護師の服装は、看護の対象となる人にはどんな影響があるのだろう？？などなど、会員さんと一緒にそれぞれが経験した事や日々の仕事の中で感じている事など自分の思いや考えを話しながら、色々な切り口で意見交換をする事ができました。
まとめ
「看護師らしさ」と言う言葉について私は、その人の「職業観」というか「職業に対する価値観」とか「看護師としてのアイデンティティ」とかに近い意味を含んでいると捉えてみました。
今回のミーティングの中では、学校の看護師がエプロンを着用する事で「看護師はここですよ」という事を服装でわかりやすく発信できる、と養護教諭と話した経験がある方もいました。
学校の規模や環境によっては看護師を見つけやすい状況にしておく、という考えもありますが、これは「看護師らしさ」の表現というよりも「看護師はここです！という目じるし的な意味」になると思います。
一般的にユニフォームのある職業としては「電車の運転手」とか「警察官」などと同様に「看護師」も定番？のユニフォームがイメージされる職業です。
それに対して、学校の教員は定番のユニフォームというものがない職業なので、服装で自分の職業観を表現したい、という価値観？はもしかすると教員には珍しく感じるかも？とも思います。
今月のミーティングのテーマは、単なる看護師の服装の事だけではありますが、意見交換をしているうちにだんだんとふかーいところまで考える事ができて私自身学ぶ事が多いミーティングとなりました。
