５月のつながるかいビデオミーティングを開催しました。
新学期が始まって約１か月が経ち学校は本格的に行事が始まっていきます。
そろそろ子どもたちも新しい先生や、新しい友達に慣れてきたころかなと思います。
今回のビデオミーティングでは会員のみなさんの５月の様子をざっくばらんに話してみました。
５月に入ってそろそろ落ち着いてきた頃でしょうか？
学校で働く看護師は４月は医療的ケア児の担任が変わったり、教室が変わったりするので新しい環境での体制を再構築していく事にエネルギーを使っています。
そして５月のゴールデンウイークが終わると、校外学習や運動会など様々な学校行事が次々と本格的に始まっていきます。
つながるかい の皆さんからは運動会の練習が始まった事や、校外学習の日程が目前に迫ってきた事など学校現場で今起きていることを情報交換しました。
「４月に着任したばかりの先生が沢山いるので、先生同士もかなり大変そうに見えます…」
「特定認定行為従事者になるための研修を新しい先生方に順番に受講してもらっているので、看護師の業務もいっぱいいっぱいなんです💦」
「来週から遠足が次々と始まっていくので担任の先生と打ち合わせを進めていかないといけないんです…」
学校で働くベテランの看護師さんは今までの経験から「もうそろそろこれを準備しておきたい…」とか「ここの事前確認は大事！」などが予測できるので「あちこち気になる事ばかり」なんだけれど、先生方に言うべきか…いつ声をかけようか…どうしようか…と、もやもやする事が増える時期ですよね、という話が出ました。
「やらないといけない」と思っている事は山積みなんだけど、思うようには進まない事への焦りや不安があってもやもやしている、という話がビデオミーティングの中で会員同士で共有できた事は、焦っているのは「自分だけじゃないんだ」という気持ちになれたのではないかなと思います。
同僚の看護師同士で考えが違うな？と感じる事ってあります？
特別支援学校の看護師も小学校の看護師も「やるべき事」が沢山ある時こそ、同僚の看護師との「情報共有」や「方向性の確認」などは、大切にしている事もビデオミーティングの中での皆さんのお話に共通に含まれていました。
しかし当然、看護師全員が必ずしも意見や考えが一致するわけではありません。同僚の看護師同士で意見が微妙に異なっている時や、例えばAにするかBするかを判断しなければならない時などは、看護師同士がどこまでお互いに踏み込んで話し合うか、結局最終的には誰が判断するのか、などが悩ましい、という話も出ました。
看護師が１校に複数名勤務している特別支援学校では「まとめる役割」「窓口の役割」を自主的にやっている看護師もいますし、もちろん管理職から命じられて担当している看護師もおられます。
通常の医療的ケアの実施業務に加えて、看護師集団をまとめる、という役割も担当している方にとっては、１学期のちょうど今ごろって、業務が計画通りに進んでいく事ばかりではないので、実際は沢山の「もやもや」がたまってくる５月を過ごしておられる事も意見交換の中で出てきました。
まとめ
学校の仕事に取り組む中で「他はどうしているんだろうか？？」「焦った気持ちになってしまうのは私だけなのかな？？」というような気持ちになる事があります。
自分のような状況になるのは自分だけなのではないか？という孤独を感じるようになると「不安」や「焦り」がうまく解消できず、しんどくなってきます。
つながるかい の皆さんには、月イチのビデオミーティングと日々のグループチャットを使って、できるだけタイムリーに「こんな時みなさんどうしてます？」という事を共有していく場として活用していって欲しいと思っています。
会わせて今回は、最新の文科省の資料も会員の皆さんに紹介をさせていただきました。
文科省 「学校における医療的ケアに関する研修参考マニュアル👉https://www.mext.go.jp/content/20230426-mxt_tokubetu01-000027654_1.pdf
