担任の思いを知る方法についてちょうど考えていたところなんです…

今回は市の教育委員会でアドバイザー看護師としてリーダー的な役割を担っている方と意見交換をする事ができました。

3学期が始まったところですが、同時に来年度の学校での医療的的ケア実施体制についても準備が始まっている、との事でした。

看護師の立場で様々な関係機関や他職種と繋ぐ役割を担っておられ、看護師と教員を繋ぐだけでなく、看護師と医療機関、教員と保護者など、色々なところと調整し、色々繋いでおられるそうです。

今回は、担任と看護師を繋ぐ時のコツについて伺ってみました。

目次

担任の思いを看護師が知る方法についてちょうど考えていたところです…

リーダー的な役割の看護師として色々な調整業務をする中で、看護師と教員の間をつなぐ、という業務はメインの仕事のひとつだと思います。

学校で日々のケアにあたる看護師の中には、医療的ケア児の担任の先生との調整に行き詰まっているという相談を受ける事も多いとの事で、状況を整理する事から一緒に考えるそうです。

正確に整理していくには看護師側の意見だけでは不十分ではないかと思う場面もあるそうです。

今回私が偶然「教員と看護師を繋ぐコツ」という内容を投げかけた事で、「それは、実は私もどうすればいいかな~とちょうど考えていたところなんです…」というお話になりました。

やはり、ここが学校で働く看護師にとっては、病院や訪問看護などで得た知識や経験だけでは上手くいかない、行き詰まりを感じやすい部分なのだろうと思いました。

担任は何故これをその子にさせたいのかな?と踏み込んで考えたいと思っています…

「医療的ケア児に日々関わる看護師の思いも良く理解できるのですが、看護師の主張を通すだけだと全然前に進まない事もあるんですよね…」と、両者の間で調整する事の難しさを語ってくれました。

「相談をしてくれる看護師さんの思いも、私も看護師ですから良くわかるんです…」でも「何故先生はそういう言い方をされるんだろうね…とか、なんで、先生はここにこだわるのだろうか?という事も考えながら、そこをもっとお互いにわかり合う必要があるように感じます」とおっしゃっていました。

担任の先生の思いを看護師が知る手立てとして、先日のブログでも取り上げた「個別の教育支援計画」を共有する、という方法についても意見交換をしました。

今回お話をしたリーダー的な役割の看護師さんが勤務している自治体では、この「個別の教育支援計画」の教員と看護師の共有については今後の取り組みとなるそうです。

共有する方法や定着させていくための準備なども今後の検討課題になりますね、というお話もできました。

まとめ

今回意見交換をさせていただいたリーダー的な役割のアドバイザー看護師さんは、「学校という職場に限らず、どの職場での他職種と上手く連携するには、まずは相手の職域の文化を知っていかないと、当然上手くいかないですよね…」とおっしゃっていました。

全く同感です!でも現実は、なかなか簡単に理解できる事ばかりではないです。

担任の先生と看護師が、互いの専門性を上手く発揮するための調整は大変難しい調整だと思います。

しかし、ここがリーダー的な役割の看護師としての役割の大事な部分であり、醍醐味でもあると思うので、ドンドン調整の腕を上げていって欲しいと思います。

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