つながるかい3周年記念のボーナス動画を作ってみました

Nurse Fightの「つながるかい」を立ち上げてから今年で3年目となります。

「つながるかい」は会員さんがそれぞれに様々な話題を提供し意見交換をしてくださる事で学校で働く看護師のオンラインコミュニティとして成り立っています。

1周年と2周年のタイミングでは会員さんとの意見交換が深まるようにボーナス動画を作成し、会員専用の動画コンテンツとして現在も視聴できるようにしています。

そして今回の3周年記念ボーナス動画としては「指導医のお仕事」というテーマを設定し、地域が異なる3名の指導医の先生方と私とのトークセッションの動画を作ってみました。

目次

医療的ケア指導医とは…

今回の動画作成に協力してくださったのは、Nurse Fightの活動を応援してくださっている北海道の土畠先生、大阪府の南條先生、沖縄県の當間先生という3名の小児科医の先生方です。

北海道の土畠先生(医療法人稲生会)は北海道の道立特別支援学校と札幌市立の特別支援学校及び小・中学校で指導医を担当しておられます。

大阪府の南條先生(医療法人輝優会かがやきクリニック)は大阪府立の支援学校で指導医を担当しておられます。

そして沖縄県の當間先生(一般社団法人Kukuruきっずクリニック)は沖縄県立の特別支援学校で指導医を担当しておられます。

それぞれに地域も違うし担当する学校種も違うのですが、医療的ケア児が通学する学校の「指導医」である事は共通です。

今回の動画では「指導医」という言葉で統一しましたが、じつは文科省の平成31年3月の通知文「学校における医療的ケアの今後の対応について」の中では「医療的ケア指導医」と表現されています。

医療的ケア指導医は「小児医療や在宅医療における医療的ケアに精通し、かつ学校の環境に理解がある医師として」例えば「学校での医療安全を確保する上で学校に対して指導・助言をする」といった役割を果たすために、自治体教育委員会や学校からの委嘱を受けて学校の医療的ケアの体制整備に関わる医師です。

大まかな仕事内容は「医療的ケア児の主治医との連携」や「学校への巡回指導」「医療的ケアに関する校内研修の講師」といった感じですが、具体的なお仕事の内容は地域や学校によってそれぞれに違いがあります。

学校で働く看護師にとって「指導医」は「主治医」とは違って「学校サイドの医師」として医学的な内容について具体的な相談ができる事に期待したい存在なのですが、実際は学校や地域によって「指導医と看護師の間の距離」は近い、遠い…とても遠い💦など随分違いがあるように思います。

指導医は学校に常駐しているわけではないので、学校で働く看護師からすると指導医との接点は非常に限られるのですが、今回の動画を通して会員さんには指導医も学校での医療的ケアに重要な役割があるという事を知っていただきたいと思いました。

そして、会員さんが勤務する学校の指導医はどういった役割を担っているかについても関心を持っていただきたいと考えたので、今回のボーナス動画は「指導医」をテーマにしました。

同じ指導医でも色々違いますね…

今回は3名の先生方と私がオンラインで繋がって動画を作成しました。

それぞれの先生方が私からの質問に対して答えていただくかたちで「指導医としての仕事の内容」について紹介をしてくださいました。

担当校を訪問した時の仕事の流れはどんな感じ?校内で指導医を案内する職員は?訪問日の日程調整をする職員は?などなど細かい事も質問しましたが、先生方の答えは共通する事もありましたが違う事も沢山ありました。

地域毎に、あるいは学校種毎に今までの経過や背景が違うことが、仕事の流れや内容の違いにも繋がっているのかな??といった事も意見交換ができたので内容を更に深く掘り下げる事が出来たと思います。

加えて、指導医の先生方同士でもお互いに質問を投げかけ合ってくださいました。

「主治医との連携ってどんな感じでやってます?」「指導医同士の横の連携ってあります?」といった先生方同士のやり取りを聞かせていただいた事で、「学校教育に関わる医師同士の情報共有や連携の方法」という新たな視点も浮き彫りになったように思います。

まとめ

私は今回の動画作成の準備を始めた時から、「学校教育」や「教師」の事を指導医の先生方と話したい!と考えていたので、今回のボーナス動画の後半では「子ども達の教育」について4人でざっくばらんに話す事ができました。

土畠先生も南條先生も當間先生も、それぞれにご自身の豊富な経験を通して「子ども達の成長発達を促し人格を形成する」という「教育の目的」や「教師の役割」に期待している事を沢山語ってくださいました。

医療職にはできない「教師だからできる事」「教師が子ども達に指導したいと考える事」を、ぜひ指導医に遠慮せずにこれからも相談して欲しいという心強いメッセージもくださいました。

「医療職が教育の邪魔をしないように…」「子ども達の将来の姿をイメージして…」その子がその子らしく生きていくために必要な力をつける「学校教育」を、医療職である指導医や看護師は「支える」という感覚が大事だわ~と私は先生方とのお話しを通してあらためて感じました。

私は「つながるかい」の会員さんに今回のボーナス動画を通して「何のために看護師は学校で働いているのか…」について、あらためて原点に戻って考えて欲しいと思っています。

学校教育に関わる指導医も看護師も「子ども達が学校で学ぶため」に仕事をするという目的は共通しているので、これからも指導医に関する事は「つながるかい」では取り上げていきたいと思います。

医療法人稲生会ホームページ👉https://www.toseikai.net/

医療法人輝優会かがやきクリニックホームページ👉https://kagayaki-clinic.com/

一般社団法人Kukuruきっずクリニックホームページ👉https://kukuruokinawa.com/service/support/kids-clinique/

平成31年3月 文科省「学校における医療的ケアの今後の対応について」👉https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/__icsFiles/afieldfile/2019/03/22/1414596_001_1.pdf

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