先日、新学期が始まって最初の つながるかい ビデオミーティングを開催しました。
4月になって子ども達は学年が上がり、クラス替えがあったり担任の先生が変わるなど緊張しながらも新しい環境に慣れようと頑張っているところだと思います。
学校で働く看護師にとっても同僚である教員の顔ぶれが変わったり管理職も別の学校から異動して来られたり、同じ職員室なのに雰囲気が3月までとは違うな~と感じていると思います。
今回のビデオミーティングでは学校ならではの4月らしい職場の雰囲気を共有してみました。
新学期の職場の雰囲気はどんな感じですか?
つながるかい の皆さんが働く場所は特別支援学校だけではなく、小学校や自治体の教育委員会あるいは医療的ケア児支援センターなど様々です。
それぞれに看護師としての役割や業務内容に違いはありますが、4月になって自分の上司や同僚が別の部署や学校から異動して来られたという場合は、新しく加わった方に業務についての説明をしたり打ち合わせをしたり、「バタバタした慌ただしい感じで4月がスタートしていますよ~」という雰囲気を共有する事ができました。
「学年が上がった事で子ども達の教室が変更になったので、看護師は新しい教室配置にも慣れようとしている途中です」いうお話しもありました。
これは特別支援学校でも小学校でも学校という職場では共通した「4月ならではの出来事」だと思います。
新しい環境に慣れるまではどこの職場でも色々大変だと思いますが、子ども達も新しい環境に慣れようとしているのは同じです。
子ども達にとっても新しい担任やクラスメイトと過ごす1年が始まったばかりなので、スムーズなスタートにしたいと子ども達も考えていると思います。
つながるかいの皆さんの職場では、子どもの学びを中心として大人達が丁寧に今年度の体制を組み立てている様子が皆さんのお話しからしっかりと伝わって来ました。
地域が違っても学校という職場で働く看護師って4月は同じような体験をしているな~という事を会員さん同士で共有し、今までの経験から上手く乗り切るヒントをシェアする事ができたと思います。
4月は教員が子どもの実態を把握をするまで看護師は待つ!
新学期の職場の様子を共有する中で、看護師と教員の温度差!?のような事も話題になりました。
看護師は4月早々から子どもの情報を職員みんなでバッチリと共有し、あわゆる事態に備えて色々なパターンを準備しておきたい!と考えるけれど、教員の雰囲気はちょっと違うように感じませんか?という事について、具体的な事例を通して考えてみました。
教員は1学期が始まると教育活動をスタートさせつつ、その子の学校での様子をしっかりと観察する中でその子の「実態を把握」してから5月ごろまでにその子の「教育的ニーズ」を抽出し「個別の教育支援計画」と「個別の指導計画」を立案します。
つまり4月の時点で「バッチリ準備しておきたい」看護師と、4月は「じっくりと観察してから」5月に計画を立てる教員とは速度が違います。
看護師は4月からダッシュ!していますが、教員の4月は確実に一歩一歩踏みしめて歩いている、という感じでしょうか?
意見交換の中では皆さんの今までの経験や工夫をしている事を色々聞かせていただき共有する事ができました。
私からも、教員が子どもの観察や情報の整理をしている4月中は看護師は教員が子どもの実態を把握する事を支援するような感じで、教員の速度に合わせて一緒に進むイメージをお話しし、皆さんで意見交換をしました。
まとめ
今回のつながるかいビデオミーティングでは「4月だから特に気になる」4月ならではの出来事を共有する事が出来ました。
新学期の職場の雰囲気が「いい感じ💕」でスタートできる方がいいに決まっています。
看護師や教員が「いい感じ💕」で新学期のスタートを切る事ができれば、子ども達にとっても良い教育環境になると思います。
教員と看護師が子ども達の学びのために建設的な意見交換ができる関係性を構築するには、4月の職場の雰囲気づくりは大事だと思います。
今回のビデオミーティングではこの1年間を看護師が教員と上手く連携していくためのヒントとなる話ができたと思います。