学校の夏休み中は先生方や看護師を対象とする研修会が各地で開催されています。
今年の夏休みは私も色々な研修会に呼んでいただいています。
学校で働く看護師さんを対象とする研修もあれば、養護教諭の先生方を対象に医療的ケアをテーマとした研修会もあります。
昨年度までは殆どの研修会がオンライン実施だったのに対して今年度の研修はほぼ集合研修に戻っている印象なので、集合する価値があったと感じていただける内容になるように色々工夫をしています。
研修対象者は主催者によって色々なパターンがあります
夏休み中に開催される研修会の主催者は色々なパターンがあります。
自治体教育委員会の特別支援教育担当課が主催する研修もありますし、医療的ケア児支援センターが主催する研修もあります。
医療的ケア児支援センターが関わる研修会はだんだん増えてきているような印象があります。
また主催者が異なると研修対象者も異なります。
自治体教育委員会主催の場合は、学校で働く看護師のみを対象とする場合もあるし、看護師に加えて医療的ケア担当教員や養護教諭の先生方も対象としている場合もあります。
また、特別支援学校の看護師のみという場合もありますし、小・中学校で働く看護師も参加可能としている研修会もあります。
医療的ケア児支援センター主催の場合は、学校だけでなく保育所や幼稚園で働く看護師も対象とするパターンもあります。
実施方法については殆どが会場に集合するパターンを復活させている印象ですが、圏域がかなり広い場合もあるので、オンライン参加もOKとする選択型のハイブリッド研修もあります。
集合研修は3年ぶりというところもあり、久しぶりに他校の看護師や先生と会えた!という看護師や先生もおられます。
お互いに再開できた事を喜びつつ「○○先生は□□学校に異動したの~?」というような、会えなかった期間の話を熱心にしておられる光景もみえました💕
2学期に向けてできる事は何か?ヒントを持ち帰ってもらいたいです
猛暑の中せっかく会場まで来てくださっているので、2学期に向けて何かひとつでもヒントをも持ち帰っていただきいたいという思いで研修の中身を準備しています。
私は特に「教員と看護師がどうすれば上手く連携・協働できるのか?」という部分を中心にお話させていただくようにしています。
教員と看護師の連携・協働については、1学期の仕事を振り返ると色々モヤモヤした事が残っている方はたくさんおられます。
仕事の流れや役割の捉え方など、何となく整理がつかないまま夏休みに突入したけれど、2学期が始まったらまた同じパターンになるのでは??と感じている方々には、研修に参加した事で、自分の役割や教員との役割の違いなどを捉え直すヒントを持ち帰っていただきたいと思っています。
加えてグループワークの時間も設定し、他校の方々と意見交換をしていただくようなテーマも準備しています。
グループワークを通して自分の役割を他の職種の方に説明したり、他の方から情報を得たり、あるいは話し合う内容を整理し要点を絞り込む作業は、2学期以降の校内での連携会議などにもつながる体験となって欲しいなと思っています。
まとめ
オンラインで実施する研修にも良い部分は沢山ありますが、会場に集合する研修だからこそできる内容も色々あると思います。
私は色々な研修会場に伺い、皆さまからのご質問や疑問などを聞かせていただきますが、学校で働く看護師さんの疑問やモヤモヤには共通するものがあるな💦と感じます。
オンラインとは違って、直接お目にかかってモヤモヤを聞かせていただきお話させていただく事で「わかりますよ~」「そうそう、そうですよね~」という私の相槌にも力が入ってしまいます💦
8月中は研修が続きますので、これから出会うであろう看護師の皆さまとも「そうそう!そうですよね~」と会場で盛り上がりたいです💕