学校における医療的ケアガイドラインの作成に取り組んでいます

小学校で医療的ケア児の対応をしている看護師さんお二人と「ガイドライン」について意見交換をさせていただきました。

その方々の地域は小学校の医ケア児の人数が少人数だったので、今まではガイドラインは作成せずに子どもの状況に応じて個々に対応をしてきたそうなのです。

今後は医ケア児の人数が更に増える事も予測して、今回ガイドラインを作成する計画があるとの事でした。

目次

医ケア児の人数が増える事を予測してガイドラインの作成検討

学校において医療的ケアを実施する場合、多くの自治体や学校では「実施要項」というものは医療的ケア児の人数の多い少ないに関わらずおそらく作成していると思います。

実施要項とは別に「学校における医療的ケア実施ガイドライン」というものについては、特別支援学校のように対象児童生徒の人数が複数名いる学校や自治体においてはたぶん作成済みだと思います。

もちろん医療的ケア児の人数が校内に一人であっても「ガイドライン」を作成しガイドラインを元に運用している学校もあると思います。

医療的ケア児の人数やケア内容が増えてきたり、教育活動の内容や幅が広がってくる時には、ガイドラインがあれば、そこをよりどころにしてひとつひとつ判断し体制を作っていくという運用ができます

看護師同士で他の自治体の資料を見ながら意見交換をしておられました

ガイドラインの作成に看護師も意見を述べる

「学校における医療的ケア実施ガイドライン」は自治体単位で作成されている事が多いように思います。

市区町村立の学校であれば市区町村ごと、都道府県立の学校であれば都道府県ごとに作成するという感じです。

ガイドラインの案を作って行政(教育員会事務局)の中で決裁を受ける事で完成になります。

今回お話を聞かせてくださったお二人の看護師さんの地域でも、もちろんガイドラインを作成するのは自治体なので、行政の担当者の方が作業に取り組む際に現在学校で医療的ケアを実施している看護師さんのご意見を聞きながら作成する、という設定をしておられました。

ガイドラインの作成に当たって、日々学校で医療的ケアを実施している看護師が意見が出せる機会がある、というのは素晴らしいと思います。

もちろんその自治体は現状は看護師の人数も医療的ケア児の人数も少ないからそういった事ができている訳で、看護師も医療的ケア児も人数が多い自治体においては難しいと思います。

私がお二人の看護師さんに会いに行った時も行政の担当者様も来てくださり、看護師さんとガイドラインのお話をしておられました。

「どんな項目にするかな??」「沢山書きすぎても読みにくいかもね…」「これから遠足とかもあるし行事に関する記載もいるね…」などなど、そういった事を落ち着いた雰囲気でやり取りしておられました。

まとめ

「学校における医療的ケア実施ガイドライン」に該当するものは全国各地の自治体で作成されていると思います。

タイトルも色々ありますし、ホームページ等で公開されているものもありますが、他の自治体のものが、そのまま全部自分の自治体で使えるという訳ではありません。

当然、小中学校と特別支援学校の違いもありますし、地域の関係機関の種類や数、学校との関係性も地域ごとにそれぞれに異なります。

今回私がお話を伺った看護師さんの地域においては、これから最初のガイドラインの作成をするので、まずは、現状の流れや、日々やっている事をガイドラインの中に落とし込んで現状を整理する、というイメージで取り組めば良いのではないでしょうか?と私からはお伝えさせていただきました。

今後も変化する事が色々あると思うので、まず初版版のガイドラインを作成してみて、そこから状況に応じて内容を随時改定していけると良いなと思いました。

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