札幌市教育委員会主催の学校の看護師研修会について参加者からの感想が届きました

冬休み中に実施しました札幌市のオンライン研修会には、特別支援学校の看護師さん及び教員や介助員の方々も参加してくださいました。

３学期に向けて取り組むべき内容について、それぞれに整理するポイントの気づきに繋げてくださったようです。

【看護師の感想から】

これまでも医療的ケアの内容や生徒の体調面などについて看護師から教員に相談や情報共有をしてきたが、反対に教員から看護師に教育的な話をされた経験はない事に気づいた。例えば、年度当初に教育目標など看護師にも共有される機会があるといいが、すぐにそういった体制が整わなくてもも、個別の支援計画を看護師も共有するだけでも、その計画を実施するにあたり看護師という立場からどう介入していく事ができるのかを考え、担任に相談するといった事からはじめられるのではないかと感じた。

学校の看護師として医ケアの実施にばかり目がいきがちでしたが、医療的ケアを実施するにあたり（看護師も）教育における個別の支援計画について理解し、その子の進むべき目標を共有して子どもに関わる事が重要だとあらためて学びました。

看護師は単に医療的ケアを実施するためだけに（学校に）配置されているのではなく、生徒の教育目標や期待する姿の実現のために配置され、そして多職種が協働しているという事を再認識できた。

学校看護師になり２年が経ち、行事や校外学習も一通り経験しました。教職員の方々は生徒の情報を多く把握し教育活動に取り組み、教職員と保護者の信頼関係が確立しているなか、看護師は医ケア実施要員でしかない孤立した気持ちでいました。今回の研修は、今後看護師の役割・業務を主体的に行うために思考の整理が出来たと思います。子どもの学びが高められるようチームの一員として日々の課題を教職員と協働して、子どもの成長をともに感じる事ができるよう情報交換の場を築いていきたいと思いました。