あっという間に12月も半分まで来てしまい、学校は冬休みに入るまでカウントダウンです。
今月の つながるかいビデオミーティングではそんな冬休み突入直前の今だからこそ、少し自分の仕事を振り返ってみるテーマを設定しました。
今月のトークテーマは「失敗からわかった事」です。
今回の「失敗」については職場の中での「言い方」や「伝え方」あるいは「伝えるタイミング」といった内容を中心に意見交換をしてみました。
「あの言い方は失敗だったな~💦」「言うタイミングをミスったのかな??」というような体験を皆さんで振り返り「今なら違う対応ができるね…」という学びにつなげる意見交換となりました。
失敗か成功かみたいな二択の話ではなくて…
今回はその対応が「合ってた」か「間違ってた」か、とか、自分のやった事が「失敗」か「成功」か、のような二択の話ではありません。
「あの時の自分の言い方は良くなかったように思う…」「なぜなら相手が反応しなくなったから…」あるいは「相手から想定外の返事が返ってきたから…」と言う体験から「何故そうなったのかな??」「どう言えば良かったのかな??」というような、幅のある考え方で皆さんの考えを一緒に整理してみる、という流れにしました。
もちろん私自身の「失敗だったな💦」という体験も含めて、皆さんのそれぞれの体験や感じた事を色々出し合いました。
例えば、学校での仕事を始めたばかりの頃に教員とのやり取りや、先輩看護師とのやり取りの中で「今思えば失敗だったわ~」というお話しがありました。
しかしその時は自分は「失敗」とは思えなくて、自分ほうが「正しいのに!」「なんでこうなるの?」という気持ちだった事も共有しました。
そして、時間の経過とともに学校という職場の特徴の理解や教員の考えに触れる機会を通して、以前感じていた疑問について「今の自分ならわかる」という気持ちの変化の話もありました。
看護師は医療現場での勤務を通して物事を「ハッキリさせる」傾向があるし、スピーディーに話を展開していく事が体に染みついているように私は思います。
この看護師の傾向を学校でそのまま発揮してしまうと、「言い方」や「伝えるタイミング」などが学校職場では「ミスってしまう💦」ということだろうと思います。
今回は皆さんと一緒に、こういった体験を時間をおいて客観的に振り返って話す事が出来たと思います。
失敗を学びに変えていく意識
「失敗」の体験は誰にとってもネガティブな体験ですから、「失敗情報」は伝承されにくい、という特性があります。
しかし「失敗」をしっかり分析し学びに変えていく事が大事、という事を私は以前に「失敗学のすすめ」という本を読んで整理ができました。
なのでこの事を是非つながるかい の皆さんと共有したいと思いました。
「失敗した事」をオープンに話し合う職場の雰囲気づくりは容易ではない思います。
特に人間関係に直結する大人同士のコミュニケーションに関する事は、掘り下げにくい事もあるでしょうし、つまびらかにすれば良いというものでもない💦内容もあるだろうと思います。
しかし大人同士のコミュニケーションエラーが続く事で、もしかすると子ども達の学校生活や学びに影響が出てしてしまう可能性もあると思います。
「失敗情報」を正しく扱い、失敗を創造につなげ、試行錯誤しながら先に進めていこう、という意識を持って、つながるかい の皆さんがそれぞれの職場で活躍して欲しい!と、私は今回のビデオミーティングを通して感じました。
まとめ
通常は つながるかい のグループチャットやビデオミーティングでは「こうすれば上手くいったよ」「こういう方法もあるよ」という成功体験を会員の皆さんと共有しています。
しかし、12月も半ばになり冬休みまでカウントダウンの今だからこそ、今回は色々あった今年を振り返り「失敗したな~💦」と思う事も共有してみました。
皆さん「失敗」をただの「失敗」に終わらせず、「失敗」からちゃんと学びを得ておられる事はスゴイ‼と思いました。
「今なら違う対応ができるね」「今なら言い方にも工夫ができるね」という、「失敗」からわかった事や気づいた事を次に繋げるイメージもできていて私自身も大変参考にもなりました。
こういった学びを、皆さんそれぞれが自分の職場の同僚と共有していく事が大事だと思います。
冬休みまであと数日しかありませんが、少しでも職場内で同僚とシェアをして欲しい💕と思っています。






