まだまだ猛暑が続いていますがお盆休みが終わったので２学期の始まりが見える時期となってきました。
つながるかい の皆さんもこの夏は色々な研修を受講されたようです。
今月のビデオミーティングでは職場研修や勤務校で実施される校内研修の事をテーマにして意見交換をしました。
研修は年々増えているようです
今回のテーマとした「職場研修」や「校内研修」については、それぞれの勤務校やあるいは勤務する自治体が主催している研修という事を共有してから意見交換をスタートしました。
教員を対象とした学校教育に関する研修は当然従来から様々な内容で実施されていますが、内容によっては看護師も参加できる、あるいは看護師と教員と養護教諭が対象という研修も自治体主催の研修の中に増えてきているような印象です。
種類が増えただけでなく、年間の開催回数も増えてきているように感じます。
以前は年度内で１回の開催だったものが２回や３回という複数回のシリーズ開催となったものもあるようで、実際私が担当させていただく自治体の研修も３回シリーズで内容を組み立てて行うものもあります。
つながるかい の皆さんのお話しからも色々な職場研修・校内研修の実施状況が見えてきました。
特別支援学校ではコロナ禍の前と後で比較すると、コロナ禍では中止あるいはオンラインのみの開催だったものが昨年度あたりから集合研修が復活している印象です。
年々参加する学校数や看護師の人数が増えてきているというお話しもありました。
当然内容にも変化があったようです。
講義は「事前学習」として動画視聴にして、会場に集合する時間ではワークや実技を中心に研修するプログラムになっており、内容が工夫されているという感想を語ってくださった方もいました。
確かに私が今年度研修を担当した自治体の職場研修でも講義の部分は動画にしてオンデマンド視聴とした自治体もありました。
職場研修の実施方法と内容はドンドン進化しているなと感じます。
市町村と都道府県
つながるかいでは、学校以外の職場の会員さんもいますし、学校の場合も特別支援学校だけでなく小・中学校もあります。
「校内研修」は特別支援学校と小・中学校とで色々違いがあるようです。
校内研修は看護師も参加対象となっているかどうか？
特別支援学校によっては看護師も参加対象となっている校内研修が年間計画の中で設定されているところもあるようです。
この場合は医療的ケアに関する事をテーマにしたものが中心のようですが、研修企画の段階から看護師も参加しているというお話しもありました。
一方で小・中学校で勤務する方からは、教員は「校内研修」を受けている事は知っているが看護師は対象となっていない、というお話しもありました。
小・中学校の校内研修ではおそらく教員の専門的な内容の研修が中心だと思われるので、おそらく看護師を受講対象にするという感覚にはなりにくいかと思います。
研修内容の例としては「福岡県教育員会」の「学校における医療的ケアガイドライン」がとても参考になるので、つながるかい の皆さんと共有してみました。
ここには教育課程の事や特別支援教育に関する事、学校の教育目標や校務分掌に関する事も研修内容の例としてあがっています。
こういった事を同じ学校で働く教員と看護師が一緒に研修を受ける事が小・中学校においても実現できると教員と看護師の連携協働に良い影響があるだろうと思います。
まとめ
地域によっては特別支援学校の看護師研修に小・中学校の看護師も参加ができる、という設定のものもあるようです。
当然特別支援学校と小・中学校とでは子ども達の学び方も異なるので看護師の勤務体制も異なります。
そのため研修のニーズには微妙な違いがどうしても出てきますが、それでも、地元の看護師同士が同じ研修を受けている、という事の価値は大きいと私は思います。
年々受講人数は増えると実施方法も工夫する必要が出てくるとは思いますが、県内１か所での集合だけでなく、例えば県内をいくつかの地域毎のブロックに分けて、近隣の特別支援学校と小・中学校や幼稚園などの看護師が一緒に受けるような職場研修が開催されている、というような未来が来るといいですね～という話をして今回にビデオミーティングの締めとしました。
まだまだ暑いですが、あっと言う間に２学期が始まります。
つながるかい の会員さんには張り切って２学期の仕事を再開していただきたいと思っています。
