先日私は大阪府看護協会が主催する「プラチナナースの生き生きハタラクを応援する講座」で学校で働いている看護師の事を紹介する機会をいただきました。
「プラチナナース」というのは「定年退職前後の就業している看護職員」の事をさします。
当日会場には50歳以上で現在就業している看護職の方々が多数参加をしておられました。
私と同年代の方々ばかりなので勝手に親近感を感じつつ、私からはNurse Fightの事と学校で看護師はどういった役割を期待されているのか、という事をお話しさせていただきました。
多様な働き方
最初に大阪府看護協会のナースセンターの方から就職活動についてのお話しがありました。
その後に、学校の看護師については私から、訪問看護師については訪問看護ステーションを経営しておられる看護師さんからそれぞれにお話しし、最後に参加者からのご質問に答えるというプログラムでした。
企画側の意図としては参加者には多様な働き方がある事を知って欲しいとの事で、私自身がNurse Fightでやっている事やNurse Fightを立ち上げた経緯なども紹介して欲しいというご依頼も事前に担当者様からありました。
実際に参加しておられる方々は、現在は医療機関や診療所などに勤務をしていて、管理職の方も数名おられました。
「私達が就職した頃と違って今は色々な働き方があります」という事をナースセンターの方がお話しされていて、ひとりひとりがこれからどのように働きたいのか…をしっかり考え、まずは情報収集をした方が良いというお話しが印象的でした。
訪問看護ステーションの方もご自身が訪問看護ステーションを立ち上げた経緯や、経営者としてのご苦労や一緒に働くスタッフに対する思いなども話しておられました。
参加された方々にとっては私や訪問看護ステーションの方の働き方は「多様な働き方」のサンプルのひとつという事になるのだと思いますが、現在は本当に様々な働き方があるので、自分に合ったスタイルをそれぞれに見つけていかれるのだろうと思います。



看護師が働く場所としての医療機関と学校との違い
学校で看護師が働いているという事を参加者の皆さまに知っていただきたいという私の思いもあったので、私は学校で看護師が何をしているのか、職場という視点でお話しさせていただきました。
現在は医療機関等で勤務されている方々ですが、今後の多様な働き方の一つとして特別支援学校や小・中学校、あるいは幼稚園、保育所なども視野に入れて欲しいというナースセンターのご意向もあります。
就職先として検討する場合には、医療機関と学校との違いを予めしっかり理解しておく事が重要だと私は思っています。
医療機関で看護師が看護を提供する事については医療保険制度が適応されていますが、学校で看護師が看護を提供する事は自治体における合理的配慮であって医療保険制度ではないという事、そして自治体直接雇用の学校の看護師の場合は自分の上司は学校の最高責任者である学校長である、という事など、医療機関と学校を比較した説明をさせていただきました。
そういった説明は今はピンとこない方もいたとは思いますが、いつかどこかで医療的ケア児に関わるようなお仕事があった時には、今回の私の説明も思い出していただきたいと思います。
まとめ
今回ナースセンターの方より「2040年問題」と看護職の働き方のお話しもありました。
私自身も仕事に向き合う日々の中で、どうしても目の前の事だけに視点が向いてしまいがちですが、今回2040年問題という言葉を聞いて世の中の全体像をとらえる視点も大事だと思いました。
全国的に見て学校で働く看護師は現状では非常勤雇用が大半を占めており自治体の正職員として雇用されている看護師はほんの一握りです。
非常勤雇用であっても長く学校で働いている方もいますが、当然短期間で退職される方も沢山います。
働き手が減っていく中で「非常勤雇用が大半を占める学校で働く看護師たち」の未来はその職を維持できているのか…数年後も看護師の職場として学校は残っているのだろうか…私は今回の研修会への参加を通して、あらためて学校で働く看護師の未来についてもしっかりと目を向けるべきと感じました。
公益社団法人大阪府看護協会👉https://www.osaka-kangokyokai.or.jp/
公益社団法人日本看護協会「看護の将来ビジョン2040~いのち・暮らし・尊厳をまもり支える看護~」👉https://www.nurse.or.jp/home/assets/vision2040.pdf






