名古屋市立大学大学院看護学研究科の集中講義で講義を担当させていただきました

先日、名古屋市立大学大学院看護学研究科の非常勤講師として集中講義での講義を1コマを担当させていただきました。

今年度新設された科目「保育所・学校等における医療的ケア児支援」を3日間に渡って集中的に学生さんが学ぶという設定で、私は3日目を担当させていただきました。

対象は看護学部の3・4年生と、演習やグループワークがある3日目のみ人間文化研究科臨床心理コースの大学院生も参加可能という事で、私が担当した3日目は合計40名の学生さんが受講していました。

目次

実務経験者が勢ぞろい!のとても内容の濃い3日間のプログラム

15回分の授業を3日間に分けて受講する集中講義なのですが、ここで講義を担当された方々はもちろん名古屋市立大学現役教員の先生方もおられますが、なんといっても現場においてそれぞれの分野で専門性を持って実務についておられる方々の講義を聴けるという事が、本当に凄いですし、私は学生さんがうらやましいな~と思いました。

学生さんが保育所や学校での医療的ケア児への支援を理解するために必要な「基本的知識」としての様々な内容が授業としてラインナップされていました。

「保育所や学校での医療的ケア児への支援」については、看護師養成課程の必修科目で学ぶ機会はほぼ無いので、学生さんにとってはこの新しい世界の事は全く想像もつかないと思います。

セロベースの学生さんであってもこの科目の受講を申し込んだという事は興味関心がある学生さんです。

その興味関心を集中講義を通してちょっとでも膨らましていただくには、この新しい世界の理解に必要な「基本的知識」として、実際に実務についている方々の実践に基づいた講義は貴重です。

全国各地の学校や保育所では既に看護師が勤務していますが、殆どの看護師はこういった「基本的知識」を知らないままこの新しい世界に着地した!という状況でスタートしていると思います。

なので、こういった集中講義を学生さんが実務経験のある方々から受ける機会が名古屋市立大学にはある!という事は本当に画期的だな~と私は感じています。

おそらく各地の学校や保育所で働いている方々の中にも、今からでも受講したいわ~と思う方もおられると思います。

なごや保育所・学校看護師エンパワメントセンターhttps://www.nagoya-schoolnursing.jp/students/

具体的にイメージできる事で学生さんの印象に残って欲しい

この集中講義においての私の役割は、保育所や学校でどのように看護師が勤務しているか、看護師にはどんな役割があるか、を具体例を通して学生さんが捉えられるように説明する事です。

文字だけで全てを伝えるのは限界があるので写真やYouTubeで公開されている関連する動画も活用しながら、看護師が学校や保育所で実際に勤務している様子を資料を通して見ていただき内容を説明をしました。

保育所や小・中学校は学生さん自身が過ごした事がある場所でもあるので、各自の保育所や小・中学校の時の体験も思い出していただき、学校や保育所での一日はどんな感じだったか…何をして過ごしていたか…子どもの時に担任の先生の事はどんな感じで捉えていたか…といった事を考えながら、医療的ケア児が保育所や学校で過ごすという事を自分の体験をもとにイメージしていただくようにしました。

私は学校や保育所で看護師が果たすべき役割も説明しましたが、子ども達が保育所や学校に来る意義や目的を理解し、場に応じた看護を提供する事が重要なポイントである事は学生さんの記憶に残って欲しいので強調してお話ししました。

グループに分かれた意見交換の時間も参加をさせていただきましたが、学生さんからは自分自身の小学生の時の体験をもとに「こんな感じだったかな…」「こういう事もあるよね…」という発言も聞かれたので、自分の体験に引き寄せて考えた事でおそらく印象に残る内容になったのではないかな…と思います。

まーちゃん人形を使って経管栄養の演習をしました
グループに分かれて意見交換をしました

まとめ

今回のこの名古屋市立大学の集中講義は

文部科学省「ポストコロナ時代の医療人養成拠点形成事業(社会的な要請に対応できる看護師の養成)」と

日本学術振興会 科学研究費助成事業「サブスペシャリティ領域としての学部教育における『学校看護師カリキュラム』の開発」の補助を受けて実施されています。

次世代を担う学生さんを育て社会に送り出すという大学としてのミッションを果たすために、今回の集中講義は大学の先生方の学生さんに対する思いが詰まった内容になっていると感じます。

学生さんが社会に出た時には、大学で学んだ沢山の知識や経験をもとに仕事に取り組んでいかれると思いますが、看護師として働く場合、働く場所は医療機関だけでなく様々な場所に広がっています。

その中でも保育所や学校という職場は看護師にとってはまだまだ特殊な職場ではありますが、今後は今回の集中講義のような基本的知識を持って学校に入職してくる看護師が増えてくる可能性もあるだろうと思います。

そして将来は、未来の看護師や現役の看護師が「保育所や学校で働くための基本的知識を得る機会」は当たり前に用意されている世の中になっていて欲しい!と思います。

なごや保育所・学校看護師エンパワメントセンター👉https://www.nagoya-schoolnursing.jp/

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