10月20日のブログで文部科学省『ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業(社会的な要請に対応できる看護師の養成)』を受託した名古屋市立大学の事業「医療的ケア児を支える学校看護師エンパワメントプログラム」に私もメンバーの一人として参加をさせていただいている事を書きました。
この事業について名古屋市立大学の先生方への取材内容がネットニュースで発信されています。
ネットのニュースで発信される事で、まずは学校で働く看護師の認知度があがる事に期待します。
そして自分がこの事業に関わらせていただく事の重みをしっかりと感じています。
学校における医療的ケアの今までの経過や背景を丁寧に整理しつつ、これからの人材の養成に必要な内容の検討を大学の先生方と共に取り組める機会をいただけた事に、あらためて頑張ろう💪と思いました。
大学が取り組む事で学校で働く看護師の認知度UPに期待
学校で働く看護師の事がネットニュースで取り上げられる頻度はそう多くありません。
たまに取り上げられていたとしても「看護師を探してもなかなか見つからない💦」「勤務の条件が良くない💦」という感じのネガティブな内容に偏りがちかな…と感じます。
そういったネガティブな情報を見ても「やっぱり学校で働いてみたい!」と思う看護師さんは、普通はいないと思います😢
なので今回にように「大学が人材養成に着手!」というポジティブな情報は、学校の看護師の仕事に希望が見える感じがして本当に嬉しいです。
リーダーシップをとれる看護師の育成
私は学校での医療的ケアについて「リーダー的な役割」を担っている看護師さんと意見交換をする機会があります。
「リーダー的な役割」といってもその方が担う役割や業務内容は自治体や学校によってそれぞれに違いがあります。
勤務校においてリーダー看護師としてメンバーの看護師をまとめる役割の方もいれば、市区町村や都道府県の教育委員会に配置され複数校との連絡調整や看護師の研修企画などを担当している方もいます。
もちろん皆さんそれぞれに「何をするか」については管理職から説明を受けた上で、業務をスタートしておられます。
しかし「どのようにその役割を果たすか」「どうすればその役割を果たすことができるのか」については、色々試行錯誤しながら取り組んできたという方もおられます。
自分の前にも前任者がいて後任として配置されているという場合は「モデル」がいるので、とりあえずはイメージができます。
しかし、前任者がいない「初代のリーダー看護師」として配置された方は自分のモデルがいないので「どのように役割を果たすか」「どうすればその役割を果たすことができるのか」自分で色々考えながら管理職と相談しつつ自分のスタイルを構築してしておられます。
こういったリーダー看護師さん達がまさに「試行錯誤」した中身が今回の事業におけるリーダーシップがとれる看護師養成研修の中身に繋がって欲しいと思います。
まとめ
このNurse Fightの「つながるかい」の会員さんや、各地の学校現場で出会う看護師さん達が、私に聞かせてくださるそれぞれの丁寧な取り組みや素晴らしい工夫などは、看護師さん達が「それぞれの海」で「それぞれの小舟」を一生懸命に漕ぎながら進んでいるようなイメージを私は持っています。
そしてやっと、今回「大学」という大きな船がやってきて「同じ看護職として一緒に前に進みましょう💕」というメッセージを各地の海でバラバラに漕いでいる小舟たちに送ってくれているような感じです…(わかりにくいイメージで申し訳ありません💦)
今まで各地の学校で看護師の皆さんは、それぞれの海でそれぞれの小舟を転覆させないように慎重に漕いできたと思います。
看護師配置の年数が長いところでは当然漕ぎ手が替ったり、乗っている小舟も少しは頑丈な素材に進化しているところもあると思います。
しかし皆さんの「それぞれの海」の事情は、まだまだそれぞれに異なる厳しい部分もあるように私は思っているので、まずはこの名古屋市立大学「医療的ケア児を支える学校看護師エンパワメントプログラム」を通して、私は名古屋市の今までの経過や背景を丁寧に情報収集することから始めたいと思います。
Yahoo!ニュース「学校看護師」の育成・強化に着手、増加する“医療的ケア児”と家族のニーズに応える「保育所・学校に多様な医療ケアを安全に実施できる看護師が必要」 名古屋市立大学👉https://news.yahoo.co.jp/articles/80969e3e469f63eff8ffa11eeb32a58c6466cb43
10/20のブログ「名古屋市立大学の事業に外部メンバーのひとりとして参加をさせていただくことになりました」👉https://nurse-fight.com/nurse-nagoya2024/