日本看護協会 神戸研修センター「小児在宅移行支援指導者育成研修」に講師のひとりとして参加をさせていただきました

日本看護協会 神戸研修センターのオンライン研修「小児在宅移行支援指導者育成研修」に講師のひとりとして参加をさせていただきました。日本看護協会の皆さまには、先日の協会ニュースへの掲載に続いて、今回は部署は異なりますが、またまた大変お世話になりました。

この研修会には全国各地の医療機関から80名近くの中堅ナースの方々がオンラインで参加をしておられました。

目次

小児在宅移行支援指導者育成研修とは?

参加対象は、周産期母子医療センターのNICUやGCU等に現在勤務しているか、あるいは勤務経験がある5年目以上の看護職の方々です。研修受講に対する所属施設の協力や支援が得られる事が条件となっているので、皆様、所属医療機関の代表者というお立場で参加をしておられました。

私は神戸研修センターで講義をさせていただきました

NICUやGCUから在宅への移行を支援する大事な役割を担うナースの皆さん

研修に参加している皆さんが病院で日々関わっている子ども達は、まだ乳幼児なので、まずは病院から家に帰る、という事が目の前の目標となっているご家族を支援する事が皆さんの大事な役割です。

しかし、今はまだ乳幼児の子ども達ではありますが、その子達も成長とともに学校に就学する年齢となります。いずれは教育を受ける期間も修了し、大人になっていくという事も、NICU/GCUで働く皆さんにイメージをしてもらうために、研修の担当者様からいただいた私の役割は「学校での看護師の役割と、多職種・多機関連携の実際」についてを説明させていただく、という事です。

学校で働く看護師は病院の組織とは全く異なる組織に身を置いていて、学校内で看護師は常に多職種と連携する必要があるという事を、学校組織における看護師の位置づけを示しながら説明をしました。更に、医療的ケア児の生活に関わる関係機関が多岐に渡るという事を、ライフステージごとの社会資源の一覧を使って説明し、看護師は教員や養護教諭とともに学校外の多機関とも連携している事もイメージをしていただきました。

学校内で多職種と連携
学校外の多期間とも連携

最新情報を得る大事な研修

この研修では厚労省のご担当者様からの「医療的ケア児に関する国の施策」について最新情報のご講義が予定されていましたので、私も受講者の皆さんと一緒に、しっかりと聴かせていただく事ができました。医療的ケア児の人数の増加に伴い、厚労省において診療報酬及び障害福祉サービス等報酬の改定がなされてきている事など、医療と福祉の制度について体系的に整理をして説明をしてくださいました。医療機関等で在宅への移行を支援する看護師の皆さんにとっては大変重要な情報であり、皆さんの知識をブラッシュアップする貴重な時間になったと思います。

更には、家族支援専門看護師の方からの「在宅移行支援に伴う意志決定支援」のご講義も聴かせていただく事もできました。

私にとって、この研修の一部を担当させていただいた事で、自分の講義資料を準備する時点から、自分自身にとっても大変勉強になりました。更には、他の先生方の最新のご講義を聴かせていただいた事で、今までの自分の知識をアップデイトしたり、新しい情報や課題を知る大変貴重な機会となりました。

まとめ

前回のブログで書いた日本看護協会「協会ニュース」に取り上げていただけた事も、今回のNICUやGCUで勤務する看護師の皆さんに講義をさせていただいた事も、ともに、同業者である看護師の皆さんに、学校で働く看護師の存在を知っていただける貴重な機会だと私は捉えています。特に現在NICUやGCUで勤務している看護師さんは、学校で働く看護師に会う機会自体もほぼ無いのではないかなと思います。

しかしその看護師さんも、もしかするとご自分の看護師としての人生の中で、「学校」で働く事も選択肢の中に入ってくる時が将来やって来るかも知れません。もちろん、今はNICUやGCUで向き合っている子ども達やご家族の在宅移行支援業務の中で今回得た知識を活用していただく事が大事な役割ですが、それだけでなく、もし、ご自身の今後の働きかたについて検討する時が来た時は、今回私が説明させていただいた「学校で働く看護師」の事も思い出していただき、将来働く場所の選択肢のひとつにしていただけると大変ありがたいと思っています。

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