2月の学校は学年末が近づいてきているので慌ただしい雰囲気だと思いますが、医療的ケアに関しての職場研修などは各地で開催されています。
私自身も今月もいくつかの学校の職場研修に参加をさせていただいています。
学年末ですから先生方は子ども達の学びの評価をしているタイミングです。
3学期なので子ども達の1年間の成長を振り返り、看護師としての成果を子ども達の成長で捉える時間を私は研修の中に入れるようにしています。
1年間の子ども達の成長はどういったところですか?
今月私が担当した研修は看護師対象の研修やあるいは教員と看護師との合同研修など研修のスタイルは学校や自治体毎に違いがありました。
「学校では看護師は子ども達の学びを支える看護を実践しています」と私は研修の際に説明するようにしています。
この私の説明は1年間を通して同じです。
医療的ケアを必要とする子ども達は当然学校には教員からの指導を受けるために登校してくるわけですから、教員の指導によって子ども達の成長が促されていきます。
そして学校で医療的ケア児に関わる看護師はその子の成長を間近で感じる事ができます。
今月の職場研修の際にも子ども達の成長を看護師としてどのように捉えているか、を聞かせていただきました。
「4月のころから考えると随分表情が柔らかくなったよね…」
「子ども達は看護師の事を良く見てるな~って思うし、先生と看護師のやり取りもちゃんと聞いていますよね。」
1年間を通して医療的ケア児に関わっている看護師は子どもの変化を見逃さず丁寧に捉えておられる事がお話しから感じました。
こういった看護師の気づきを看護師から教員に言葉で伝えているかどうか…が大事だと私は思います。
看護師によっては日常的に教員と子どもの表情やその日の体調を言葉にしてお互いのアセスメントを伝え合っている、という方もいます。
そういった日々のやり取りを積み重ねていく中で、学年末の今、1年間を振り返って教員が捉えているその子の成長と、看護師が捉えているその子の成長が一緒だと「同じ方向に向かってきましたよね~」という事が再確認できます。
研修の中でも看護師と教員は同じ目標に向かってきたのだろうか…「1年間の子どもの成長」という視点で教員と会話をした事があったか?などなど、学校で看護師が働く事の意味や意義を「子どもの成長」という視点で考える事を研修を通して提案させていただきました。
子ども達は会話を楽しめるようになっていますよ💕
教員が研修に参加をしてくださると子ども達の成長について沢山教えていただく事ができます。
算数や国語など教科の学習で「できるようになった事」を教えてくださる事もありますし、看護師との関わりの中で子ども自身でできるようになった事、例えば「SpO2モニターで計測している間はじっとしていられるようになった」「体温計での計測を自分でできるようになった」といった事を教えてくださる場合もあります。
これは教員が医療的ケアを「自立活動の学習」として子ども達に指導をしてきた事の成果です。
医療的ケアについて子ども自身が主体的に取り組む事ができるようにその子の実態に応じた指導を教員が実践された事でその子はめざす姿に成長している、という事になります。
こういった成長を看護師は教員から言葉で共有していただけると、学びを支える看護実践の評価に繋げる事ができます。
「看護師さんとの会話を楽しみながらケアを受けられるようになった」
「看護師さんとのやり取りを楽しんでいる様子が見られる」
といった「会話を楽しめる」という事も子ども達にとっては大きな成長だと教員が評価している事も研修を通してわかります。
「安全かつ確実に医療的ケアを実施する」が看護師にとっては重要なミッションなですから、学校で働く看護師はどうしても真剣な表情になる事が多いのではないかな…と思います。
しかし看護師のほうも「子ども達との会話を楽しんで看護が実践できる」という事も大事な学びを支える看護だと研修を通して私自身が学ぶ機会にもなっています。
まとめ
卒業式を控えている子ども達は卒業式の練習が、そして卒業生を送り出す子ども達は卒業生を送る会といった行事の練習が始まっている学校もあると思います。
一方でインフルエンザによる学級閉鎖や、地域によっては大雪によって教育活動に影響が出ているところもあるのではないかな…とも思います。
学年末までの日数が限られる中で、学校で働く看護師としては出来るだけ「子ども達の成長」について教員と言葉で共有していただきたいと思います。
子ども達の成長がそのまま学校で看護師が提供した看護実践の評価になります。
この評価が根拠となって次年度の看護につながっていきます。
それには今年度中に子どもの成長と看護の評価を言語化し何らかの形で記録しておく事が大事だと私は思います。
慌ただしい日々の中で、そういったまとめの作業もできると良いと思います。






