先日岐阜県看護協会に伺い「重度心身障害児者看護人材育成研修」で講師の一人として講義を担当させていただきました。
この研修は岐阜県からの委託事業という事で岐阜県看護協会が平成26年度から毎年度継続して実施している研修との事です。
私は、学校での看護師の役割についてオンラインで1時間の講義を担当させていただきました。
12回シリーズの研修
この研修の対象者は岐阜県のホームページでは「看護実務経験3年以上で、重症心身障がい児者の看護及び小児の訪問看護に関心のある県内で就業中又は就業希望の看護職又は職場復帰を考えている潜在看護職」となっていて、岐阜県内で働く看護師を増やす事を目的としている研修との事です。
もう10年以上も続いている研修なので受講した看護師は県内に沢山おられると思います。
私がこの研修のお話しをいただいて全体のプログラムを見せていただいた時に、全部で12回シリーズである事を知ってすごくビックリしました。
5月から2月まで10か月間かけて1回目から12回目まで同じメンバーで研修に参加する、という流れになっています。
私は7回目のところで登場したのですが、それまでに沢山の講師の先生方からの講義をオンラインと対面の両方で受講しておられるので、もう充分に勉強を重ねてこられている皆さんです。
全ての研修が終わったら「履修証明」も発行されるとの事で、受講する皆さんがゴールにたどり着いた時はものすごく達成感を感じられると思いますし、仕事に対するモチベーションも高まっていると思います。
岐阜県の看護師さんが対象なので岐阜県の資料を使って説明
私が担当するテーマは「学校での看護師の役割」についてです。
特に「重度心身障害児」が研修のタイトルなので「特別支援学校」での看護師についてお話しする事が私の役割でしたが、現在は小・中学校においても様々な医療的ケアを実施するために看護師が配置されているので、特別支援学校だけでなく小・中学校における看護師の役割も含めてお話しをさせていただきました。
特に小学校に入学するまでの「就学相談」の流れや、学校で医療的ケア実施の校内体制を作っていくまでの流れについては具体的に説明したいと思ったので、岐阜市教育委員会や岐阜県教育委員会の資料を使って説明させていただきました。
まとめ
今年度の受講者は34名で現在仕事をしている方も沢山受講しておられるようです。
きっと皆さん職場と色々調整しながら参加をしておられると思います。
私の講義はオンラインでの実施でしたが、皆さん画面の向こうでは頷きながら私の話を聴いてくださいました。
最後にはとてもいい質問をしてくださった方もいて、終了時刻ギリギリまで具体的にお話しをさせていただく事ができました。
今回は7回目でしたが、8回目は皆さん現場の実習に行かれるそうです。
12回目の最終回まで皆さんが無事にゴールできるよう応援したいと思います。