「大阪小児在宅医療を考える会」は私は前職の自治体職員の時から何度も情報収集のために参加をさせていただいた大阪ではおなじみの研修会です。
病気や障害のある大阪の子ども達の事について、医療・福祉・教育の分野で働く大阪の大人たちが集まって「なんやかんや」と色々な情報交換をする研修会です。(私の捉えです💦)
そんな歴史のある研修会の今回の事務局担当である大阪府訪問看護ステーション協会及び大阪府看護協会の担当者様が「学校で働く看護師を応援する」というテーマを私にくださったので、シンポジストの一人として話題提供をさせていただきました。
「大阪のいま」がわかる研修会です🔦
この「大阪小児在宅医療を考える会」では以前から「学校での医療的ケア」の事は繰り返し話題になっていたと記憶しています。
特に大阪府は「学校で働く看護師」の人数の多さは全国の中でも上位にランキングされる自治体ですから、大阪の中には色々な情報や知見が蓄積されていると思います。(これも私の捉えです💦)
年月を経てきた中で、以前は子どもだった子も当然今は大人になっているし、子ども達に関わっている大人達も次々と人が入れ替わっていると思いますが、その分、大阪は何らかのかたちで医療的ケア児に関わった経験がある人がきっと他県よりも多い街なのだろうと私は思っています。
この研修会は日曜開催ですからみなさん自主的に参加をしているわけですが、今、大阪の子ども達に関わっている大阪の大人たちが、それぞれの立場で実践している事を報告したり、今の課題を共有したり、情報が欲しい人は質問をしたりします。
大阪の大人たちが「どうすればできるんやろ??」という雰囲気で情報交換をしている感じがしていて、まさに「大阪のいま」がわかる研修会だと思います。
大阪の学校で働く看護師さんも応援しています💕
今回私はNurse Fightが「学校で働く看護師を応援する活動をしています」という事を紹介させていただきました。
大阪では「学校で働く看護師」の存在については、おそらく小児科領域で働く大阪の医療職や福祉職の方々の中では(他県よりは?)知られている職業だと思います。
しかし学校の外にいる人が学校の中の事を知る機会は少ないと思うので、一応看護師が働いている「学校」という組織の事や、看護師の校内組織での立ち位置、医療的ケアに関わる関係者のそれぞれの役割などについて簡単に説明させていただきました。
その上で、看護師が学校で働き始める時に感じやすい違和感や困り感などをいくつかお話しさせていただきました。
Nurse Fightのオンラインサロン「つながるかい」では大阪の看護師さんも含めた各地の看護師さんを繋げて交流しています。
地域が違えば学校で働く看護師の業務内容や働き方も違う、という事がわかるだけでも、視点を変えるキッカケになるのではないかなと思います。
学校での体制整備や体制構築なども一緒に考えさせていただき、大阪の学校で働く看護師さんを応援したいと思っています。
まとめ
今回「大阪小児在宅医療を考える会」に参加をさせていただいた事で「学校で働く看護師」の役割や業務に関する事は、随分前から看護師が学校を職場として働いてきた大阪においても、課題は課題のままスッキリとは解決できずに月日が流れている事も沢山あるように思いました。
「学校は教育の場」ですから学校での医療的ケアについて考える場では「大阪の子ども達の教育」について、大阪の様々な分野の大人たちが「大阪の子はこういう子に成長して欲しいねん!」という子ども達の未来の姿をイメージしながら「なんやかんや」と意見交換ができる雰囲気になっていくと、課題解決の糸口が見える事もあるのではないかなと思います。